駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは心拍計
(今回の執筆担当)
はるか:18歳女らしい女性。星がよく似合う性悪な記憶喪失。黒髪と大きな瞳を持つ、草臥れたコートに蠱惑的な肉体の南米出身者。
格差社会サバイバルのために毎毎智見を引照しています!
お役に立つかわかりませんが、ご照覧いただければと思います☆
以下興味を持ったもののまとめです。
イヤホン 心拍計測機能付き
【ピックアップ】
心拍計に必要なのは新しい名称だ
アメーバさんが13周年を迎えたそうで
ここでブログを書き始めたのが7年前
以来、ちょこちょこ書かせてもらってます。
試しに、これまで書いたブログ記事を数えてみると
今回の記事は
1110回目のゾロ目記事
我ながらよく書いてましたw
文章力のないツタナイブログなんですけどね~
そういう訳で
次回は1並びの記念ブログになるので
何か企画でもしようかな?
なんて考えたりして。。。
いやw
そうなるとプレッシャーで書けなくなるから
普通のブログになりそうです( ̄▽+ ̄*)
630記事書いてました
元々こっちのアメブロはサブのつもり
メインのlivedoorブログへ
jump(飛んでもらうため)に書いてたんです
そゆわけでブログタイトルがjumpだったんですよ
心拍計の魅力にアタック。専門ポータル。
運動:ウォーキング+ジョギング(朝・夜)
今月減った体重:-1.8kg
歩数:22,586歩
距離:16.73km
総消費カロリー:3,152kcal
(心拍計の管理アプリで割り出された数字です。)
摂取カロリー:1,198kcal
【朝 食】
抹茶
麦茶
鶏ササミ肉(茹):1.5本 67.5kcal
レタス:20kcal
ヨーグルト:47kcal
絹ごし豆腐(半分):63kcal
ドレッシング:52kcal
【昼 食】
レーズンパン:400kcal
麦茶
【夕 飯】
キャベツと春雨炒め::300kcal くらい?
【間 食】
ランチパック(たまご):148kcal
[朝]
運動時間:1:26:31
平均心拍数:118
消費カロリー:755kcal
消費カロリー中の脂肪燃焼率:45%
平均ペース:km/h
[夜]
運動時間:1:32:24
平均心拍数:121
消費カロリー:837kcal
消費カロリー中の脂肪燃焼率:41%
平均ペース:km/h
※だいたいのカロリー予測で計算しています。w
心拍計 あ、いいかも。
私は恐れすら感じた松戸での生活から離れて、この「3人」での新生活を守り通そう!と固く自分自身に誓った。
反面、連れてこれなかったルークの事が心配だった。
ごはんはもらえてるか、散歩には連れてってもらえてるか、暴力は振るわれてないか…。
片時も頭からルークのことが離れなかった。
そんな数日間をテレビも洗濯機も、冷蔵庫も、何もないガランとした部屋で過ごしていた時、ふと、ルークが載っていた「里親募集」のサイトを開いてみたくなり、開いてみた。
「緊急募集!パピヨン女の子5歳」
開いた途端、デカデカとこんな文字が目に入ってきた。
(緊急募集?)思わずスクロールする。
「パピヨン5歳の女の子。ブリーダー飼育放棄。生まれてから一度もゲージから出されたことがありません。理解ある方を緊急募集します!」
私は即決した。
この子を引き取ろう!!と。
そう思ったのは、昔の自分と重ね合わせたからかもしれない。
連れてこれなかったルークへの罪滅ぼしでもあった。
早速掲載者にコンタクトを取り、兵庫からあれよあれよと言う間にその子は某配送会社から陸送で東京へとやってきた。
家に連れてきてキャリーの扉を開くと、その子は恐る恐る1歩1歩体を出し、私の顔を見るなり「あなただーれ?」と尋ねるような顔をしたので私は口に出して答えた。
「私はAngela。お前の新しい家族だよ」
それが、アンナとの出会いだった。
妊娠中、私は娘ならアンナとつけようと考えていた。私は5年間もの間ゲージの中しか知らないアンナに、もう1つの名前を授けた。
『アンナマリア』
彼女の正式な名前だ。
でも普段から私は彼女を「アンナ」とだけ呼んでいた。
アンナは散歩も出来ない子だった。
首輪とリードをつけて外に出しても、その場で固まっている。
リードを引っ張ってもピクリとも動かない。それどころか、強く引こうものなら「イヤだ!」とばかりにべたっと伏せてしまう…。
私は何としてもアンナに外の世界を見せてあげたかった。
「お前がいた場所だけがこの世の全てじゃないんだよ!」
アンナに外の世界を見せたい、それは私の使命感にすら感じられた。
何週間経っただろう?
ある日、アンナが少しずつ足を運び、2軒先のファミレスの駐車場まで歩くことが出来た。
やった!私は心の中でバンザイした!
それからの彼女の成長はめざましかった。
そして10日もすると、そこらへんを散歩してるワンちゃんたちとなんら変わりのない散歩が出来るようになった。
動物病院に行く時も、歩いて行くことが出来た。
病院では「おとなしくて良い子だね〜」とほめられ、私が「保護犬だったんです」と言うと、先生は納得したように「保護犬ちゃんたちは自分が『愛されてる』て実感すると、アンナちゃんみたいにお利口さんになるんですよ。アンナちゃん、よかったねー優しいご主人様に出会えて」と、話してくれた。
実際、私はアンナを心から愛していた。
「お前の5年間の時間、絶対取り戻そうな!お前はもう自由なんだから!」
毎日毎日、「お前はもう自由だ」と私はアンナに言い聞かせていた。
自分と重ね合わせていたのかもしれない。
あの日は、成人式の日だった。
仕事を辞め、求職中の秀ちゃんがたまたまうちに来ていた。
私はその頃『つなぎ』として某大手スーパーで夕方からラストまで働いていた。
その帰り、ケータイが鳴った。
「アンナがいなくなった!」
電話の向こうでは秀ちゃんがパニクっていた。
事態がわからない私は、ひとまず秀ちゃんを落ち着かせ、アンナがどこでどういなくなったのかを聞いた。
「夕飯の買い出しにスーパーまで買い物にアンナと来たんだけど、繋いでたとこ見たらリードが切れてて、アンナもいないんだ」
「わかった。じゃあ駅前の交番に行って事情を話して!」
…アンナが?いなくなった?
必死に自転車のペダルを漕ぐ。
そして私が駅前の交番に着いたて時には、既に秀ちゃんが事情を説明していた。
「その子なら、ちょっと前に迷子になってるの見かけたんで捕獲しようとしたんですけど、田端方面に逃げて行っちゃったんですよね」
えっ?!
「わかりました。では、署に届けられたらAngelaさんのケータイに電話しますので」
「お願いいたします」
うなだれてる秀ちゃんをひとまず連れて帰ろうと交番を出た途端、黒電話の音が響き渡った。
…なんで、嫌な予感てのは当たるんだろう。
「Angelaさん!アンナちゃんによく似た特徴のワンちゃんが大通りで車にひかれて署で保護されてるそうです!」
警察署までの道中、私たちは無言だった。
(アンナ、たとえ車椅子になっても構わない。生きててくれ!頼む!)
そればかり心の中で唱え続けていた。
どんな風になっても、生きてさえいてくれてれば…!
そう念じながらどれくらい歩いただろう。
警察署にたどり着いた。
ドアを開けると、真っ先に椅子の上にある段ボールが目につき、私は目眩を起こした。
(あの中にきっと酷い姿になったアンナが…)
勇気を振り絞り、段ボールの中を覗き込む。
パタパタパタ…
身動きの出来なくなった瀕死のアンナが、私の顔を見て精一杯尻尾を振っている。
視界が急にぼやけた、涙だ。
「アンナ、生きてたんだね、遅くなってごめんね」泣きながら謝る私に、アンナは尻尾を振り続けた。
警察官の人たちがタクシーの手配と、夜間救急病院に連絡をしてくれ、私たちは急いで病院へと向かった。
車中、瀕死のアンナが「私、大丈夫だから!」とばかりに何度も何度も立ち上がろうとした。
「バカ!動くな!わかったから、わかっているから!!」
救急病院はアンナをすぐさま診てくれた。
「明日の午前中にはお迎えに来てください。当院はあくまで救急病院なので、明日はすぐにかかりつけの病院に連れてってください」
そう説明を受け(病院に預けること出来たし、もう大丈夫だろう)と私たちは思っていた。
タクシーで帰宅する道中…私のケータイが鳴った。
「アンナちゃんが心肺停止です!」
(なんで?骨折だってしてないし、ちゃんと病院に連れてったじゃないか)
何かの間違いであってほしかった。
だけど、目の前に横たわって心臓マッサージをされているのは紛れもなく、アンナだ。
「この子は、今は心臓マッサージをしているから心臓が動いてるだけです。やめたら心臓は停止します。もう15分以上続けていますが回復の兆しはありません。どうしますか?」
私は涙を堪えながら必死で声を振り絞り、答えた。
「もういいです。楽にさせてやってください」
心拍計が段々弱く、小さくなってゆく。
ピーーー。
無情な音が室内に響き渡った。
アンナとの出会いと別れはこんな感じだ。
彼女は、今まで実感することのなかった自由を追い求めてリードを噛み切り、まだ見ぬ世界を見たかっただけだと思う。
彼女はあの寒い日に虹の橋を渡ったことで、本物の自由を今頃満喫しているのだろう。
私はそう信じている。
アンナマリア、安らかに。
いつまでも、変わらず愛しているよ。
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